東大生が考える受験の意義①〜戦略的思考〜

受験って意味あるの?と考えてしまう受験生は少なくないでしょう。将来こんな勉強が役に立つとは思えない、こんな問題で人の素質が測れるのか?などと思ってしまったこと、ありませんか?

実際のところ、古文の知識が生かされることなんて実生活の中ではなかなかないし、数学を実生活で活用することもあまりありません。受験勉強しなくてはいけない必要性を感じない高校生がいるのにも納得です。

しかし、高校での順位が常に半分より後ろであった私が必死に勉強して東大に合格するまでの過程で得られたものはたくさんありました。それが何なのか、受験勉強の意義はどのようなところにあるのか、を書くシリーズを始めます。受験生の読者にはこれを読んでいただいて勉強のモチベーションとしていただいたり、受験が終わった大学生や社会人の方にはこれを読んで自分の受験生時代を思い出したりしていただけると嬉しいです。

シリーズ1回目の今回は、「受験勉強の過程で戦略的思考の基礎が身につく」というメッセージを伝えます。

戦略的思考ってなに?という疑問が湧いてきそうですが、ここでは「計画を立てて実行する力」とします。実際に僕がどのようにして受験を通じてこの力を身につけたのかを説明します。

①中長期的な目標を立てて、一日ごとのtodoに落とし込んで実行する

高一の僕は、東大合格を目標とすると、そこから逆算して、高二のうちにセンターレベルの国数英を完璧にしなくてはならない。そのためには基礎レベルからセンターレベルの参考書◯冊を10ヶ月で仕上げ、そこから実戦練習を積む必要がある。そうしたら最初の参考書はこのくらいで終わらす必要がある。だとしたら1日◯ページ進めなくてはならない、という風に科目ごとに1日ごとのタスクを決定していました。これを週に一度は見直して修正する、というのを繰り返しているうちに、先を見通して段取りをする力がつきました。

②1日ごとにより多くのタスクを実行するための方法を考えて実行する

①で立てた計画を確実に実行し、受験までになるべく万全の準備をすることにつなげるには1日当たりの自分のパフォーマンスを上げていく必要があります。そのために、毎晩風呂に入るまでの15分はその日の勉強の振り返りと改善点の洗い出し、それを踏まえた翌日の計画に費やしていました。これをくりかえすことで、勉強をしているようでいて生産性が極端に低い時間を排除し、1日あたりの学習効果を向上することができました。具体的には、今日は予定したよりもチャートが進まなかった。なぜか?わからない問題に対して考える時間をかけすぎたからではないか。明日は3分手が止まったら考えるのを諦めて解説を見るというようにしてみよう。今日は勉強時間がタスクの量に比して明らかに少なくなってしまった。これからは◯◯の授業は内職に使って勉強時間を捻出しよう。などです。1日の勉強を振り返ってみると勉強の質や時間を向上させられるタイミングは結構ありますし、毎日こういった考えをしていくうちに1日ごとの生産性はかなり上がります。

このようにして私が身につけた思考法は、今でも大学の試験勉強はもちろん、部活やアルバイトにも生かされています。長くなってしまうので簡潔に書きますが、僕は歩合制の採点バイトをしています。ひと月で◯円稼ぐためには◯枚の採点をこなさなくてはならない。では自分の採点にかけられる時間からして一枚◯分で採点しなくてはならない(丁寧さを保ちつつ)。ではそのためにどうするのか?点数の計算は一度にまとめてやればいいのではないか。などと考える時間を設けています。まだ私は就職していませんが、仕事にも生かされてくるでしょう。

というわけで、今回は勉強する内容そのものではなく、勉強を通して段取りをして実行し修正する力が身につく、という記事でした。今後も様々な角度から受験勉強の意義を伝えていきたいと考えてます。

あと今後は毎日一記事更新していこうと思います。ぜひブログをブックマークして定期的に訪れてみてください!

科目の優先順位〜英語を制するものは受験を制する?〜

今回は受験生向けに、どの科目が受験において重要で、時間をかけるべきなのか、ということを書いていきます。この優先順位を適切に考慮することで志望校合格に値する学力を比較的短い時間で手にすることにつながります。基本的には一般的な科目ごとの特性をもとにして書いていくので、読者の方々には志望校ごとの配点の違いなどを踏まえて自分なりの優先順位を考えていただきたいです。科目数に関しては国立大を想定しています。東大における優先順位については今後別記事にしようかなと考えています。

結論から言うと、文系なら英語>数学>現代文>古文漢文>社会>理科基礎、理系なら英語・数学>理科>現代文>古文漢文>社会、というのが多くの場合の優先順位になってきます。

その説明の前に一般論として抑えていただきたいことを書きます。それは

・知識を「高いレベルで使いこなす」必要がある科目は優先順位が高いこと

・暗記要素が大きい科目は優先順位が低いこと

一つ目は、単純に知識を得るだけでなく使いこなさなくてはならない科目には時間がかかるからです。二つ目は、暗記量が多い科目ほどある程度完成してから知識のメンテナンスに時間を取られてしまうからです。反対に、現代文のような暗記よりも方法論を身体に覚えこませるような科目においては一旦仕上げるとたまに演習をするだけでレベルの低下を防ぐことができます。

これらを踏まえて具体的な説明に移ります。(文系なので理科に関しては内容がうっっすいです。ごめんなさい。)

①英語

2次試験では最も差がつきやすい科目です。それはおそらく英語においては高いレベルでの読解をするまでに乗り越えるべきステップが多いからではないでしょうか。まず単語を覚えて、文法を習得し、そして読解のコツを演習で内面化していき、志望校対策もかなり必要です。こうして考えると英語力の成熟には時間がかかることには納得がいきますし、その時間をかけきれたかどうかが大きな差になります。優先順位が低い科目との大きな違いは、「知識を高いレベルで使いこなさなければならない」ことです。というのは、社会などにおいては、知識を知っているだけで解ける問題というのは、東大レベルでもかなり多くあります。これに比して、英語において、例えば英単語は覚えているだけではなく、最終的には単語を見るだけで日本語に訳さずともそのイメージが浮かぶレベルまで極めるのが理想です。また、そういった身体に内面化するという性質故に、ある程度までレベルアップすると、その後は演習量を減らしても実力をキープしやすいです。そのため、早期から取り組むのがオススメです。

②数学

数学力の成熟にもかなり時間がかかりますね。単元学習に始まり、受験における典型問題を学び、実戦で適切な解法を選択するレベルまで達するには相当なやり込みが必要です。英語と同じように、解法を知っているだけではなく、何通りも解法が考えられる中から最も望ましい方法を選択しミスなく解答しきるという高いレベルまで極めるのが理想です。

③現代文

国語を現代文と古文漢文に分けたのはその暗記の必要性の違いによります。現代文はキーワードの内容を暗記する必要はあるものの、基本的には読解の演習の中で力を身につけていくものです。なので短期間で簡単に実力を伸ばせるものではありませんが、いったんコツを掴むと演習量を減らしても力が落ちにくいです。そういった理由で文系の場合現代文には早期から取り組むのがオススメです。

④古文漢文

単語、文法、読解というとほとんど英語だから優先順位高いんじゃない?とも思われるかもしれませんが、古文漢文は文系においても配点が高くはない場合が多く、またスピードが求められる場合も多くはなく、設問のレベルとしても英語、現代文と比して高くはありません。ただ暗記要素がかなり大きい社会よりは早くに取り組む必要がありますね。

⑤社会

暗記要素がかなり大きいため、仮に早い段階で成熟したとしても、知識のメンテナンスにかなり時間がかかります。筆者は部活引退後(高3の7月)に手をつけ始めました。

⑥理科

理系の方ごめんなさい。理科基礎しかやったことないので良くわかりません。ただ理系の友達に聞く限りでは数学と同じく高いレベルで知識を使いこなす必要があるみたいですね。

⑦理科基礎

配点は小さく範囲も狭く設問のレベルとしても典型問題を抑えれば十分です。正直いって2年のうちからやってる人はアホです。筆者は高3の12月から始めました。

具体的な説明は以上です。どこの大学・学部なのかを細かく設定せずに書いたので抽象度の高い説明になってしまいました。この説明と自分の志望大学・志望学部の情報を踏まえて優先順位を決定することで、無駄の少ない受験勉強をしていただきたいです。

学校のテスト勉強は無駄です

この記事は受験生向けに、テスト勉強というやらなくていいことに使っている時間をやるべきことに費やすことで効率よく成績を伸ばそう、というメッセージを伝えるために書きます。

具体的説明に入る前に軽く自己紹介します。僕は現在東京大学文科二類に所属しており、受験生時代は週6か7で7月中旬まで部活に取り組みつつも少ない時間を有効活用して現役合格しました。

定期テスト前に、受験に使わない科目や、受験で出ない問題の勉強をしている受験生って本当に多いですよね。はっきり言ってそれは「志望校合格のための勉強」ではありません。ではなぜそんな勉強に時間を費やすのでしょうか。人それぞれ理由はあるのでしょうが、「いい順位をとって満足感に浸るため(受験においては無駄)」「親や教師に褒められるため(無駄)」「なんとなく(馬鹿)」などかと思われます。このような生徒はそもそも自分が以上のような理由でテスト勉強をしていることに気づいていません。まずは今の自分がなんのために定期テストの勉強をしているのかを考えるべきです。

それと注意しなくてはならないこととして、受験に使う科目で、かつ良問を出してくれるテストがあったとしても、学習するタイミングではないことがあります。具体的には、高一、高二時の理科社会です。科目の優先順位に関しては今後別記事にしますが、早期にこれらの受験における重要度が低く、能力のメンテナンスに時間がかかる科目の勉強をするのはオススメできません。

ただし、受験に有効な定期テストの利用方法もあります。それは、定期テストを機にテスト範囲の内容の完成度を一気に上げる方法です。具体的には、数学の定期テストにおいて、受験で重要度の高い積分が試験範囲であるとき、積分の復習を目的としてテスト勉強に取り組む、などです。一回一回のテストでどのような単元が出題されるかを把握できる数学、理科社会に関してはこの方法をとりやすいかと思われます。反対に、英語や国語のテスト勉強をこのように実践するのはほぼ不可能です。定期テストでは、授業で扱った文章をいかに読み込んでいるか、覚えているかが問われがちですので(蛇足ですが、こういうテストで問われているのは学力ではなく、授業をいかに真面目に受けているかだったり、教師への忠誠度だったりします)。

実は受験勉強において、定期テストのための勉強のような、一見無駄には見えない勉強は、そのそれっぽさ故にとても有害に思えます。というのも、娯楽にのめり込んだり、必要以上に休憩をとったりしてしまうことは誰の目に見ても無駄ですが、「無駄な勉強」は無駄かどうか判断する対象になりにくいからです。

ありそうな反論として、「受験結果が良い先輩はテストも良かった(浅)」というのがありますね。前に「学校を休むことの是非」でも書きましたが、そのような相関関係が仮にあったとしても、それが因果関係(テストを頑張ったから受験も成功した)であるかはわかりません。「定期テストを頑張るような生徒は受験勉強にも早くから取り組む傾向があるから、定期テストに時間を使ったとしても、受験のための勉強にトータルで大きな時間をつぎ込んでいる」という解釈の方が正しいと思われます。ですから、彼らがテスト勉強の時間を受験勉強に費やしたら、もっと余裕で合格できたかもしれません。

実際に僕は、高3の時の学校の成績はクラスで下から2番目(模試は文系1位)で、英語のテストはたまに赤点を取りましたし(受験の英語は得意)、世界史の点数はクラス最下位だったこともありますし(センターは100点)、受験で使わない科目はしょっちゅう一桁の点数をとっていました。僕にとっては、テスト期間はただの「部活オフ期間」であり、まとまった受験勉強の時間の確保ができるタイミングでした。なので毎回、部活が休みになる二週間弱の期間の目標を立ててそれを達成することに注力していました。例えば「チャート3周目終わらす」「やっておきたい英語長文700終わらす」「センター現代文一問ミスで安定させるために演習を積む」とかです。

受験に直接関係はないとわかっているとはいえ、さすがにテスト勉強をしないのは気が引けてしまう、みんなテスト勉強してるし、、という人もいるかもしれません。ただ、多くの生徒が無駄な勉強に時間を費やしている間に受験で戦う力をつけられるとしたら、多くの生徒と大きく差をつけられる、または埋められると思いませんか。

今回の記事は以上です。ぜひ感想等をコメントしていただけると執筆のモチベーションに繋がります。

東大に入って見聞きした桁違いの天才二人とその共通点

こんちは。Koです。

今回はタイトルの通り僕が東大で見聞きした天才二人の話と僕がその話から感じたことをゆるく話そうと思います。その二人がどのような人かというと、一人目は司法試験に大学二年で合格した超人(友達の友達、つまり他人)で、二人目は東大理3のセンター875点とった(国語世界史以外満点!)天才です。はじめに結論を言ってしまうと、この二人は勉強量が常人の域を完全に超えています。

①司法試験に大学二年で合格した超人

これは友達の友達なのでもはや僕の中では噂の人でしかありませんが、司法試験に大学二年で合格した文1生がいます。これがどれだけ凄いことか説明すると、司法試験に合格する人の平均年齢は28歳なのに、その約八年も早く合格してしまったのです。八年て。18歳や19歳の人が合格する東大に10歳で合格するようなもんですよ。(例えが下手)しかも司法試験受ける人って落ちる人含めめちゃくちゃ頭いいですからね。

で、そんな天才のエピソードとして僕が驚愕したのが、その司法試験前の追い込み方です。なんと、試験前1ヶ月はほとんど部屋から出ず生理的に必要な時間以外は勉強していたそうです。とんでもないですね。生理的に必要な時間、というのは睡眠食事入浴とかのしなきゃ死んでしまうような生活中の行動のことです。ですから、具体的な勉強時間は知りませんが、睡眠7時間、食事入浴などで2時間として一日15時間勉強していたことになりますね。もっとかもしれません。

②センター国語世界史以外満点、トータル875の理3生

この人とは授業で知り合いました。センター875点がどれだけ凄いかは説明不要だとは思いますが、一応説明しますね。東大に合格する受験生のセンター平均って確か800点いかなかったと思います。ですから東大合格者の平均+100点弱とってるんです(大雑把)。この800弱の人と875の人の差って、600点の人と700点の人の差よりはるかに大きいんです。というのは、当然ですが高い点数になる程さらに点数を伸ばすのが難しくなるからです。しかも国語と世界史以外満点ですよ?数弱文系の僕からしたらセンター二日目(理科数学)無失点とかあり得ません。

そんな彼も勉強量がえぐい。彼には直接勉強時間を聞きました。高三時には毎日15から16時間勉強していたそうです。すごすぎる。司法試験合格の人と同じく、生理的に必要な時間以外はほとんど勉強に充てていたそうです。

〜僕の感想〜

僕が受験生の頃は、1日の勉強時間は最大でも10時間で、youtubeとかに必要以上の時間を費やしていました。そのくせ、井の中の蛙だったためにその勉強量は十分だと考え、「なんかもっと楽に成績良くならないかなー」とか考えてました。そんな自分が恥ずかしいです。

僕の中では、いわゆる天才、東大に余裕で合格する人たちは、あまり勉強はせず、その才能で労力をかけずに高得点をとっているものだと思い込んでいました。もちろんそういう人もいるにはいるでしょう。しかし、今回の二人について考えると、自分の成績が伸びない時にまずすべきなのは自分の才能のなさを嘆くことではなく、もっと自分が努力できることに気づくことです(努力の方向性も大事です)。東進ハイスクールの林修先生が「成績が伸び悩んでいて僕に相談に来る子の大半は努力の絶対量が不足している」とテレビで前に言ってました。それを聞いた受験生時代の僕は「まあ俺は努力の絶対量は足りてるわ」と根拠なく自分の感覚で判断していました。浅ましい。今回の二人の「1日15時間」という言葉を聞いて初めて自分のその感覚が極めて主観的であることに気づきました。

これを見てくれている受験生、また受験生のみならず何かで結果を出そうとして悩んでいる方、「自分の努力の絶対量は十分なのか?」「もっと勉強(ダイエット、部活、etc)に費やせる時間はないか?」と自問自答してみましょう。僕のように自問自答だけでは結局自分の主観による判断になってしまいがちですので、まず自分がどれくらいの時間を費やしているのか明らかにすること、その分野で結果を出している人に話を聞いてみることもいいかもしれません。(努力を隠す人も多いとは思います)

【書評】最近読んだ経済学の面白い本

「経済学なんて教科書でわかるかボケ!でも本当は知りたいかも」というさくら剛さんの著書を一読しました。

めちゃ面白いです!東大文2生が言うんだから間違いない()

僕自身、経済学部への進学予定の文2生ですが、教養課程(東大の二年生前半までの広い学問に取り組む期間)ではそこまで詳しい経済学には取り組んでおらず、授業以外で経済学を深くやり込んでいません。なので経済学は初心者といえます。そんな初心者にぴったりの一冊でした。

なぜこの本が初心者にぴったりなのかというと、経済学の重要で基礎的な部分を、わかりやすくて面白い独特な例えを用いて説明してくれているからです。例えば、「金融緩和」や「財政出動」という一見難しそうな概念を、なんとドラクエの世界での出来事に置き換えて説明しています。他には、「株」の仕組みを「宝くじ」に置き換えたりと、さくら剛さんの小難しい概念をできるだけ初心者にわかりやすく伝えようという気持ちが伝わってきます。また専門用語もなるべく使わず、使うときも丁寧な説明、独特の例えでわかりやすくしてくれます。

と僕自身初めての書評をしてみましたが、もう書くことがありませんね、笑

そこで書評としての目的からは逸脱しますが、この本で学んだことをさくら剛さんのように秀逸な例えを用いて解説してみます。テーマは経済学の基礎中の基礎「限界効用逓減の法則」と「経済学の目的」です。

経済学では「限られた資源(お金)」によってできるだけ多くの「効用(=利益、満足感など、人にとってプラスになるもの」を得ることがその大まかな目的になります。では、お金を実際に様々な用途に用いるとき、一つ一つの用途に着目してみます。すると、その一つ一つの用途においては、お金を投入する量が増えるほど、その投入するときごとの効用は減っていく、というのが限界効用逓減の法則です。例えてみましょう。あなたは10円玉を30枚、つまり300円持っていると仮定します。この300円で遠足のお菓子を買うとしましょう。お菓子の買い方の一つ目の選択肢として、うまい棒を30本買うとします。すると、一本めを食べた後は「うんまい!うまい棒最高!」となりますね。2本目も「うまい!うまい棒いいね〜」とはなりますが、その美味しさは一本目よりは少なく感じられる。そして一本食べるごとに少しずつその美味しさを感じにくくなり、やがて30本目には「うまい棒もういらねーよ」となるでしょう。ここでは、10円玉を一個使うごとに得られる幸福感が逓減(少しずつ減るという意味)していったのです。これが限界効用逓減の法則です。「限界効用」とはお金をひと単位増やした時に増加する効用のことで、うまい棒の例えだと10円玉を一つうまい棒購入に費やした時に新たに得られる美味しさのことです。

というわけで、全てうまい棒を買っても最後の方に食べるうまい棒は全くうまくないことがわかりました。そこでトータルで得られる幸福感をより大きくするために、300円をいかに使うか。140円でジュースを買ってみる、チロルチョコを買ってみる、などなどから最も幸福感を得られる300円の使い方を考える、これが経済学です。一般化していえば、「限りある資源を使って個人、または企業、国etcの幸福量が最も増えるようにする」のが経済学の目的です。

とまあ例えてみましたが、比較的簡単な概念を、さくらさんとほとんど同じ(さくらさんはウニで例えてました)例えで説明したにも関わらず、わかりにくい説明になってしまいました。さくらさんの凄さが身にしみてわかりました。

経済学に少しでも興味あるひとには、前提知識なしで楽しめるオススメの本です!ぜひ読んでみてください!

僕の合格体験記 概略編

このサイトを訪れてくれた受験生、またその他の方々に僕がどのような受験生で、どのように東大文2に現役合格したのかを説明します。細かい部分まで書いても需要があるのかわからないし、疲れるしということで、とりあえず概略編として執筆します。

書き終わってから気づきましたが、自己満の文章です。読者の方々にはここから学ぶというよりは僕の自己紹介として読んでもらいたいです。また気になる点があればバンバン聞いてください!

①高校入学時

僕が入った高校は県内2番手の公立高校です。毎年10人から20人くらいが現役で東大に受かります。合格最低点ギリギリの合格でしたので、その高校の底辺でした。この頃は大学受験への意識は薄く、授業中はパワプロというゲームに打ち込んでいました。それから週6か7の運動部に入部しました。ですが、なんとなく「東大行きたいな」とは思っていました。

②高1秋

受験を意識し始めました。未熟ではありますが受験までの計画は以下のように大雑把に立てました。

・優先順位は英語現代文>数学>その他、英数国のセンターがある程度(9割弱)完成するまでは他に手をつけない

・センターで英数国9割弱とれるようになったら、その後英数国の二次対策を始める

・理社は高3になったらまた考える

って感じですね。今考えると曖昧な計画ですが、16歳だし仕方ない。科目の優先順位に関しては今度また記事にしますが、東大志望の文系なら英数現>古漢>社会>理科基礎という風に一般化できるかと思います。

このころの勉強時間は平日1時間+通学1時間+内職2時間、休日3時間くらいだったと思います。部活が忙しかったので。そんな中で科目を絞ったのはいい取り組みでした。成長を実感できるし、忘れにくいし。

③高2夏

完全に受験への情熱を失い部活とパワプロに明け暮れます。それまではモチベーションの上下はありつつも平均して上記の勉強時間を保っていましたが、高2の夏休みはマジでトータル3時間くらいしか勉強できませんでした。原因は中だるみですね。モチベーションを保つための目標がはるか遠くの東大合格しかなく、受験勉強を始めたばかりのエンジンも切れたため、当然と言えば当然です。

④高2秋から冬

センター同日が近づいたことが大きなモチベーションとなり部活以外の時間のほとんどを勉強に捧げます。勉強時間は2時間+通学1時間+内職4時間、休日4時間くらいでしょうか。そのかいあって同日では英語192,数学1a90,2b75,国語170くらい取れたと思います。記憶は曖昧ですが。他の科目は全く対策してないので受けませんでした。

⑤高2同日から部活引退(7月)

国数英の2次対策に明け暮れました。勉強時間は④と同じくらい。二次対策はレベルが高く興味深い問題を解く機会が多く、モチベーションの維持には困りませんでした。

⑥部活引退(7月)から11月

ようやく部活を引退し、毎日勉強漬けの日々が始まりました。ここでの大きな変化は社会の対策を始めたこと、某進ハイスクールに入学したことですね。それまでは塾には通わずにZ会の教材を部分的に使いながら家や学校、たまにカフェで勉強してました。勉強時間は毎日9から10時間くらいでした。夏の河合の東大模試はC判定です。点数は不確かですが、国語60,数学20,英語65,世界史10,地理20とかだった気がします。英語と国語は毎日何かしらの演習はしつつも量を減らし、世界史の通史を終わらせ、地理を二次レベルで一通り一周し、数学の二次頻出問題に悪戦苦闘することに注力しました。

⑦高三12月からセンター

少しずつセンターの勉強を増やしていきました。具体的にはクリスマスの前までは国数のセンターを大問1、2個ずつ解いていき、理科基礎を一周しました。クリスマス後は逆に二次の国数英を毎日大問1個ずつ取り組み、他の時間は全てセンターに投入しました。この時期は緊張感が高まりつつありましたが、受験勉強が楽しくてとても充実した日々でした。

⑧センター終了から2次

センターはトータル90%ちょっとでした。その後は毎日本番型英語1セット、国語大問1個、数学の微積と確率を毎日やりつつも、他の時間の多くを社会の最後の追い込みに費やしました。受験勉強の初期に基礎をひたすら固めたことが幸いし、この時期には基礎の確認にはあまり時間をかけず、演習を楽しむことができました。本番では手応えはなくはないけどありはしない‥くらいの出来でしたが、できることはやった、落ちたら仕方ない、という気持ちでした。

合格発表

結果はギリギリ合格でした。不合格の覚悟を決めていたので、番号を見たときは「本当かな」と思っていましたが、家族や友人に祝って貰うと徐々に実感が湧いてきました。こうしてその合格発表日は僕の人生で最も幸せな日の一つとなりました。

最後に

結局何を伝えたいのかわからない駄文になってしまいました。まあ受験生に役立つことは今後記事にしていくので許してください。この記事がこれで終わるのはまとまりがなさすぎるので最後に僕なりに受験生活で大事にしたことを二つ書きます。

①志望校合格のための計画を立て、不要なことをしない

部活で他の受験生より時間がない中で僕が合格できた最大の理由は「不要なことをしなかった」ことにあります。具体的には「定期テストのための勉強」や「無駄な課題」「ノートをまとめるだけの勉強」とかですね。(詳しくは別記事にします。)ではなぜ不要なことを見極めることができたかというと、それは合格から逆算した計画があったからです。その自分なりの計画を軸とすることで、学校に押し付けられる課題などに振り回されずに効率よく得点力を向上させられました。

②勉強を楽しむ

勉強時間とその質を高めるための最大のコツは勉強を楽しむことです。(これも今度別記事にします)大学受験では大量の分量の知識と演習量が必要です。東大文系ならセンターで国語数学1a2b英語社会2科目理科基礎2科目、2次で国語数学英語社会2科目をかなり高いレベルで仕上げる必要があります。その勉強量をこなす上で、「東大に入るため」とか「官僚になるため」という将来的な目的意識も必要ではありますが、それだけでは勉強は続きません。目の前の知識のインプット、問題の解決そのものを楽しまなければ莫大な試験範囲をカバーすることは不可能なのです。

とりあえずこんな所でしょうか。聞きたいことはぜひコメントで!確実に返信します!


        

受験のために学校を休むことの是非

どうもこんちは。コウです。

今回は「受験のために学校を休むことの是非」について書こうと思います。

受験期になると学校に来なくなる生徒は一定数いますよね。僕がそうでした。笑 そんでそういう生徒が陰口を言われるとか、先生が学校に来ることの重要性を説く、っていうのは受験あるあるの一つと言っても過言ではないでしょう。

そんな話題について、学校を休みまくって東大文2に現役合格した僕の意見を記します。

結論は「場合による」ですね。そりゃそう。どう場合によるのかを伝えるため、いくつかの側面から解説します。

  • ①受験勉強への影響に関して
  • ②学校生活に関して
  • ③周囲の人に関して

①受験勉強への影響に関して

受験勉強において、学校を休むことのメリットはシンプルに「勉強時間が増える」ことですね。これだけ考えれば、学校を休むのはいいことじゃないか、と思われますが、勉強時間が増えない、または時間は増えても質が落ちる、という場合もあるでしょう。

それがどのような場合かというと、一つ目に生活リズムが崩れて勉強時間が減る場合です。学校があることによって朝1限に間に合うように起きていたのが、その強制力がなくなってしまい昼に起きるようになる、ということは十分考えられます。あるいは、これは③に関係してきますが、学校を休んで勉強している時に、「みんなはいま何してるのかなー」とか「みんなに悪口言われてそうだな」とか考えてしまい、勉強の時間や質が低下してしまう、という場合です。

学校を休むことによってかえって勉強の効果が落ちてしまう例を二つ上げましたが、他にも例は挙げられるでしょう。大事なのは、自分の場合は学校を休むことによって勉強の効果が上がるのか下がるのかを正しく見極めることです。私の場合、学校を休んでも毎日決まった時間に塾に登校し、学校の友達のことを考える暇もなく勉強に熱中していたので、学校を休むことによって勉強の効果(=勉強時間×質)は一気に上がりました。

ここで反論としてありそうなのは、「うちの学校では休んだ人はだいたい落ちてた」とか「休んだ人は落ちるって先生が言ってた」という意見ですね。その意見の脆弱さを説明します。

まずその統計(?)は本当に正しいですか?欠席日数と志望校への受験結果を十分なデータ数のもと検証した統計は存在するのでしょうか。

まあ一万歩譲ってそんな統計、つまり「学校を休む回数が多い生徒は志望校に落ちやすい」、というデータがあったとします。しかし、これは「学校を休むことで志望校に受かる可能性が落ちる」ということではありません。どういうことでしょうか。

(かなりこの僕の理論には推測が含まれます。)

「受験対策のために学校を休むという戦略をとる生徒」の多くは、その戦略を選択した時点では、志望校合格の可能性はおそらく0%から60%くらいかと考えられます。なぜなら、そのような生徒は、多くの人が取らないような学校を休むという選択をしなければ志望校合格に必要な学力との差を埋められないという状況にあるからです。逆の方がわかりやすいと思いますが、志望校におおむねの確率で受かるような余裕のある受験生は学校を休むという尖った(?)戦略をとることは考えにくいでしょう。つまり、件の統計についての解釈は、以下の図のように考えるのが自然です。

もしこの私の考えを覆そうとしたら、今度は「学力と志望校志望学部が同じ受験生のグループを学校休むグループと休まないグループに分割してその合格率を比較する」必要がありますね。

さらに一万歩譲ってこの検証で「学校を休むことで大学に落ちやすくなる」と実証されたとしても、僕のように自分の学力、学校を休むことのメリットデメリットを熟考した上で学校を休んだ場合の合格率はどうなのか、という議論になってきます。

ちょっと長くなりました。なんせ僕が周りに「学校休むと落ちるらしい」とか言われてスルーしつつもストレスがたまっていたので。とにかく「学校を休むと落ちる」という迷信を思考停止で内面化するのはあまり合理的じゃないと思います。このテーマに限ったことではありませんが、自分の学習成果(=勉強時間×勉強の質)を上げるためにどのような戦略をとるべきか、というのを突き詰めて考え実行することが重要です。一応の補足ですが、僕は学校を休むことではなく自分の学習成果を高めるために学校を休むか考えることを勧めています。

②学校生活について

ここで僕が問題にするのは「学校を休むことで学校での思い出が減る」ことに対してどう考えるのか、ということです。あ、①で「学校を休まない方が受験の結果に好影響」と考えた場合はもう学校を休む理由がないので、ここでは「学校を休むことで受験の結果に好影響」という場合について考えます。

まず、その好影響の度合いにもよりますが、「休んだ方が受かる確率は高いけれど、高校で過ごす時間はかけがえのないもの!受験はもう一年挑戦できる」という考えの人もいると思います。否定はしません。合格率<思い出という選択もありです。なんせそれはもう価値観の問題であり、価値観に優劣とかはないですから。むしろ受験の結果への影響、思い出への影響を分析した上で自分の価値観に照らして判断するという姿勢は素晴らしいです。

一方、僕のように「どうせ仲良いやつとは卒業後も付き合いがあるし、学校で興味ない授業に付き合わされるよりも自分で受験勉強する方が100万倍楽しいし」っていう人もいると思います。何度も言いますがこれは価値観の問題ですのでどちらが良いとかいうつもりはありません。ただ「自分の価値観」「休むメリットデメリット」などを分析した上で判断できるとベストだね、ということです。

③周囲について

最後に周囲からの目線についてです。端的に言えば、これが気になって勉強の効果が落ちるとか、そうではないにしても精神衛生上よくない場合は休めば良いじゃないか、と思います。(ただし、やや過激な持論ですが、人の目を気にして自分にとってとるべき行動を取れない、というメンタルでは受験はもちろん今後の人生でも損することが多いでしょう。他人の評価を気にして生きる人生は、もはや自分の人生ではなく他人の人生です。少し話が大きくなりすぎていますね。これに関連して「嫌われる勇気」という本がおすすめです。時間あったら読んでみてね。まあ受験生はそんな時間あったら勉強した方がいいです。)

最後に僕からのメッセージです。僕は受験を機に自分で考え実行し修正する、というスキルを身につけることができると思っていて、今回のテーマに関しても「学校を休むべきか」という人それぞれのテーマに自分なりに結論を下す、あるいは休んでみて学習の効果の変化を分析して自分のスタンスを決める、というプロセスを踏むことが理想だと考えます。