【書評】最近読んだ経済学の面白い本

「経済学なんて教科書でわかるかボケ!でも本当は知りたいかも」というさくら剛さんの著書を一読しました。

めちゃ面白いです!東大文2生が言うんだから間違いない()

僕自身、経済学部への進学予定の文2生ですが、教養課程(東大の二年生前半までの広い学問に取り組む期間)ではそこまで詳しい経済学には取り組んでおらず、授業以外で経済学を深くやり込んでいません。なので経済学は初心者といえます。そんな初心者にぴったりの一冊でした。

なぜこの本が初心者にぴったりなのかというと、経済学の重要で基礎的な部分を、わかりやすくて面白い独特な例えを用いて説明してくれているからです。例えば、「金融緩和」や「財政出動」という一見難しそうな概念を、なんとドラクエの世界での出来事に置き換えて説明しています。他には、「株」の仕組みを「宝くじ」に置き換えたりと、さくら剛さんの小難しい概念をできるだけ初心者にわかりやすく伝えようという気持ちが伝わってきます。また専門用語もなるべく使わず、使うときも丁寧な説明、独特の例えでわかりやすくしてくれます。

と僕自身初めての書評をしてみましたが、もう書くことがありませんね、笑

そこで書評としての目的からは逸脱しますが、この本で学んだことをさくら剛さんのように秀逸な例えを用いて解説してみます。テーマは経済学の基礎中の基礎「限界効用逓減の法則」と「経済学の目的」です。

経済学では「限られた資源(お金)」によってできるだけ多くの「効用(=利益、満足感など、人にとってプラスになるもの」を得ることがその大まかな目的になります。では、お金を実際に様々な用途に用いるとき、一つ一つの用途に着目してみます。すると、その一つ一つの用途においては、お金を投入する量が増えるほど、その投入するときごとの効用は減っていく、というのが限界効用逓減の法則です。例えてみましょう。あなたは10円玉を30枚、つまり300円持っていると仮定します。この300円で遠足のお菓子を買うとしましょう。お菓子の買い方の一つ目の選択肢として、うまい棒を30本買うとします。すると、一本めを食べた後は「うんまい!うまい棒最高!」となりますね。2本目も「うまい!うまい棒いいね〜」とはなりますが、その美味しさは一本目よりは少なく感じられる。そして一本食べるごとに少しずつその美味しさを感じにくくなり、やがて30本目には「うまい棒もういらねーよ」となるでしょう。ここでは、10円玉を一個使うごとに得られる幸福感が逓減(少しずつ減るという意味)していったのです。これが限界効用逓減の法則です。「限界効用」とはお金をひと単位増やした時に増加する効用のことで、うまい棒の例えだと10円玉を一つうまい棒購入に費やした時に新たに得られる美味しさのことです。

というわけで、全てうまい棒を買っても最後の方に食べるうまい棒は全くうまくないことがわかりました。そこでトータルで得られる幸福感をより大きくするために、300円をいかに使うか。140円でジュースを買ってみる、チロルチョコを買ってみる、などなどから最も幸福感を得られる300円の使い方を考える、これが経済学です。一般化していえば、「限りある資源を使って個人、または企業、国etcの幸福量が最も増えるようにする」のが経済学の目的です。

とまあ例えてみましたが、比較的簡単な概念を、さくらさんとほとんど同じ(さくらさんはウニで例えてました)例えで説明したにも関わらず、わかりにくい説明になってしまいました。さくらさんの凄さが身にしみてわかりました。

経済学に少しでも興味あるひとには、前提知識なしで楽しめるオススメの本です!ぜひ読んでみてください!

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